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～ エクスドライバーの世界 ～
人類は正しく繁栄し、交通事故も公害も無い、明るく、クリーンな未来である。
輝ける未来社会においては、人間の安全と尊厳が第一に考えられ、自動車と言うものを運転する必要が全く無くなっていた。とは言っても、移動手段としての車は無くなってはいない。人間に代わってコンピューターに完全管理された電気自動車（AI CAR）が、街中を縦横無尽に走っている。行き先さえ告げれば目的地につれて行ってくれる、大変便利な乗り物である。\r
しかし、そこは神が創造した物ではない。所詮は人間の作った代物──完全無比とは行かなかった。まったく原因不明のAIカーの暴走が度々起こるが、より過密になったAIカーを今更止める事など誰にも出来なかった。AIカー·メーカーにも、暴走の原因は分からない。
そこで組織されたのが「エクスドライバー」。
メンバーが操る車は、とっくの昔に博物館行きになったようなガソリンカー（レシプロカー）。
何故か!? それは運転する事をとっくに捨ててしまった人間たちに代わって暴走車を止めることが出来るのは、コンピューターに管理されていない車、即ち人間が運転することによって動く車でなくてはならなかったからだ。
れらの車を運転できる能力の持ち主こそ、特殊能力者であり、彼らの事をエクスドライバーと呼んだ。
最初このエリアのエクスドライバーは榊野理沙(サカキノ リサ）と遠藤ローナ（エンドウ ローナ）の二人だけだったが、このエリアのエクスドライバー支部隊長の宗方圭（ムナカタ ケイ）によって、三人目のメンバーがやってきた。
菅野走一（スガノ ソウイチ）という少年だ。
エクスドライバーはチームワークが第一。それが年下の少年で、おまけに運転技術に関しては二人をも凌ぐ腕前なのだから、運転に関して絶対の自信を持っていた理沙は心中穏やかではない。ローナは弟のような仲間が出来たと能天気に喜んでいる。
さてさて、これからの三人に待っているものとは！？
来るべき未来における車社会と、避けては通れない人間とコンピューターの関係。その中で繰り広げられる車を運転する楽しさと高度なテクニック。この未来で待つエクスドライバー達の運命とは？
個性あふれるキャラクターを紹介！
榊野 理沙
- Lisa Sakakino -
単刀直入、直情型の男っぽい性格。
遠藤ローナ
- Lorna Endou -
おっとり型で、考えてるよーで何も考えてない時がある天然タイプ。
菅野 走一
- Souichi Sugano -
イギリス、ケント州出身の帰国子女。頭脳明晰、飛び級して、高校に転入。
宗方 圭
- Kei Munakata -
エクスドライバー隊長。
ニナ·アンナ·サンダー
- Nina Anna Thunder -
宗方の秘書 兼 優れたオペレーター。
小川
- OGAWA -
いざという時に頼りになる、理沙たちには欠かせない優秀なメカニック。
オペレーター
- OPERATOR -
根っからの現代っ子（未来っ子？）ぽいが、仕事はいたって真面目。
風間 レイ
- Rei Kazama -
大人の女性。度胸、スピード、テクニックの全てを兼ね備えたエクスライダー。
ケイン時岡
- Keyne Tokioka -
世界的に有名なレポーター＆プロデューサー＆ジャーナリスト。
藤堂 奘
- Jou Toudou -
ドライビングテクニックは一流だが、才能に溺れ使命を見失った元エクスドライバー。
猿山 悟
- Satoru Saruyama -
藤堂の仲間として、レシプロカーを操るドライバー。トムスW123 NR-Sに乗る。
沙悟 学
- Manabu Gojyou -
藤堂の仲間として、レシプロカーを操るドライバー。RE-雨宮 RX-7に乗る。
八戒 太
- Futoshi Hakkai -
藤堂の仲間として、レシプロカーを操るドライバー。トムススープラ ストリートバージョンに乗る。
「エクスドライバー」登場する車を紹介します。
ランチアストラトス プロトティーポ
- LANCIA STRATOS -
ロータス ヨーロッパ スペシャル
- LOTUS EUROPE SPECIAL -
ケータハム スーパーセブンJPE
- CATERHAM SUPER SEVEN JPE -
ミゼットII（改）
- MIDGET II -
ドカティ900 SUPERSPORT '91
- DUCATI900 SUPERSPORT -
RE-雨宮 RX-7（FD3S）
- RE-AMEMIYA RX-7 -
トムスW123 MR-S
- TOM'S W123 MR-S -
トムススープラ ストリートバージョン
- TOM'S SUPRA STREET VERSION -
ケータハム スーパーセブンR500R
- CATERHAM SUPERSEVEN R500R -
ロータス イレブン
- LOTUS ELEVEN -
ノプロ ロードスター
- NOPRO ROADSTER -
スバル インプレッサ WRC 99
- SUBARU IMPREZA WRC 99 -
「エクスドライバー」登場する、主なAI CARを紹介します。
COMPACT-Type
小型AIカー（第4話）
SEDAN-Type
キャロットモータース2000C Type-B（第1話）
SEDAN-Type
一般車（第3話）
SPORTS-Type
スポーツクーペ（第1話）
SPORTS-Type
2シータークーペ（第4話）
SPORTS-Type
キャロットモータース M-13（第5話）
WAGON-Type
パシフィックモータース K-100（第2話）
Bus-Type
通勤バス（第1話）
Bus-Type
TB AIトレーラー[アメリカ製]（第3話）
Bus-Type
マイクロ保育園バス（第6話）
WAGON-Type
一般車（第4話）
交通渋滞、交通事故、環境問題、エネルギー問題は解決しており、クリーンな未来社会である。道路も整備されており、人間の移動手段は、長距離·中距離·近距離·人数·荷物によって分けられているが、通常人間を運んでいるのは自走式のタクシーみたいなもの。行き先を告げることで、到着時間などが音声又はパネルによって表示される。これを衛星と道路に埋め込まれたセンサーを管理するコンピューターの指示に従ってAI CARは走る。よって人間が運転をする必要は全く無い。これは人間の安全を第一に考えた結果で、これが暴走する事など有り得ない筈。しかし暴走は現実には起こっている。
現在でも飛び級というものはあるが、この時代はそれがもっと発展しており成績と能力によって年齢に関係無くどんどん上のクラス、又は上の学校に行くことが出来る。インターネットなどの発達した近未来、勉強だけで言えば学校そのものは必要が無いかもしれないが、人間教育の場としてコミュニケーションは未来でも重要であり、人間形成としての学校の存在は大きい。 文字を書くという授業も有る。試験も存在し、これによって学生達の悲喜交々な姿がある。
乗用車タイプ·商用タイプ·運送トラックタイプなど、バリエーションこそ今と大差ないが、完全にAI化されており、人間による運転は要らない。人工衛星からのナビ·システムと車体の前後左右についている各種カメラから、搭載された人工知能が判断し、最適なコース·速度等を判断する。全てのAI CARの同じ場所に同じ機能が付いているとは限らず、車製造メーカー·車種·年代によっても違う。
エクスドライバー達の活躍で、停止させてきた数々のAIカー。毎回異なる原因不明のAI·バグによりAIカーの暴走が起こっていたが、その微小さ（全体に比べて）からその都度改良したAIに書き換えるに過ぎなかった。それでも起こってしまう暴走事故に、根本的な解決を処すため、AIカー·メーカー、各自治体、国、などが協力し一つの解決策を打ち出した。
それが、人為的にサポートできる緊急停止システム（ボタン等による、非常停止ブレー キ）の全車への設置である。この装置のおかげで、今までの様な暴走は、ほぼ沈静化。新たな暴走事故が無くなった訳では無いが、乗客が自ら解決できる方法で、より安全になったのだ。（※アメリカでは当初からこのシステムを採用していた）この日本の改良を受けて、アメリカ以外の各国も賛同し、次々と緊急停止システムを導入。暴走事故は、世界的に見ても激減したのだった。
「エクスドライバー」ストーリーを、詳しく紹介！
「AI vs RECIPRO（エ－アイ VS レシプロ）」
「ON AND ON（恐怖の報酬）」
「NO PROBLEM（真実の姿）」
「EX RIDER（恋のレギュレーション）」
「CROSSROADS（とまらない暴走）」
「THE LAST MILE（最後の戦い）」 |
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