パリの貴族の家に生まれたアルベールは、
退屈な日常を脱するために、親友のフランツと旅に出た。
月面都市ルナで、出会ったのは、モンテ·クリスト伯爵という大富豪。
傍らには絶世の美女、後ろには屈強な部下を従え、
ルナ一番の高級ホテルで優雅に暮らすその姿。
伯爵のミステリアスな魅力にすっかり心酔したアルベールは、
伯爵をパリの社交界へ迎え入れる。
しかし、アルベールはまだ知らない。
伯爵の真の目的は、その昔、自分に無実の罪を着せ、
フィアンセを奪ったアルベールの父と、フィアンセであった母への復讐であることを。
そして、その間に生まれた自分自身も、復讐の標的であるということを―――。
CV :福山 潤
次期大統領の座を狙う将軍フェルナンと、社交界の華と謳われるメルセデスの間に生まれ、何不自由なく育てられてきた少年。月面都市ルナでモンテ·クリスト伯爵と出会い、その優雅なアウトローぶりに惹かれ、虜になっていく。
深宇宙より凱旋した謎の大富豪。アルベールの紹介でパリの社交界にデビューするやいなや、その魅力的なルックスと機知に富んだ会話で、一躍時代の寵児となる。しかしその正体は、過去、自分を裏切った仲間に対して復讐を誓う冷徹な復讐鬼。
CV :平川大輔
アルベールの親友。アルベールの思いつきやきまぐれに振り回されながらも、いつも面倒をみている利発でスマートな少年。アルベールが次第に伯爵にのめり込んでいく様子に不安を覚え、再三注意を促す。
CV :中村千絵
アルベールのフィアンセ。パリ有数の銀行家ダングラール家の一人娘。幼馴染として育ったアルベールにはいつも憎まれ口をたたいている。明るく社交的な性格でピアノが得意。将来はピアニストになる夢を強く持っている。
CV :中原麻衣
アルベールが旅行先で出会う美少女。ふとしたきっかけでアルベールに一目惚れをする。子悪魔的な性格でアルベールをいつも翻弄する。
CV :石井康嗣
モンテ·クリスト伯爵の家礼。寡黙で冷静沈着な頼りになる伯爵の右腕。特技はマーシャル·アーツと料理。
CV :飛田展男
モンテ·クリスト伯爵の家礼。伯爵の忠実なしもべ。軽口が多くお調子者。リーゼントスタイルをこよなく愛している。特技はナイフ。
CV :矢島晶子
伯爵に仕える謎の美少女。エキゾチックな容貌と高貴な佇まいで、パリの社交界の話題をさらう。伯爵邸に訪問客がある時は、その姿を垣間見ることができるが、めったにその姿を人前に見せることはない。
CV :小杉十郎太
アルベールの父。宇宙軍の将軍。英雄として宇宙に名を知られる軍人で、その人気ぶりが後押しし、次期大統領選挙の出馬準備に追われている。
CV :井上喜久子
アルベールの母。その美貌と教養で、社交界の華として謳われている。家では良き妻·良き母として家族のことを支えている。
CV :夏樹リオ
貴族が集まる社交界の席には必ず現れる美しい女性。噂話には耳が早く、情報通。フランツのことがお気に入り。
CV :三浦純子
検事総長ヴィルフォールの一人娘。物静かな性格で、車椅子生活の祖父ノワルティエを家族の誰よりもいたわっている。フランツとは婚約者同士。
CV :稲田 徹
アルベールの友人。平民出身の陸軍大尉。生真面目で実直すぎるあまり、婚約者がいるヴァランティーヌに求婚してしまう。実家はマルセイユで貿易商を営んでいる。
CV :土門 仁
アルベールの友人。内務省に務める一等書記官。女好きで一見軽薄そうに見えるが、アルベールやフランツのよい相談役でもある。
CV :MIKI
アルベールの友人。由緒ある家系の総領。パリでも名門の旧貴族の家柄に生まれ、誰からも好かれる人気者。無類のクラッシック·カー好きで、日夜コレクションに励んでいる。
CV :白鳥 哲
アルベールの友人。ゴシップを専門に扱う平民出身の新聞記者。記者魂が過ぎて、いつも人の迷惑をかえりみずネタの収集に励んでいる。
CV :----
モンテ·クリスト伯爵の家礼。無表情で、言葉は発しないが、テレパシーで動物を手なずける不思議な力がある。
CV :秋元羊介
高等法院の主席判事。ヴァランティーヌの父。パリの司法において最高決定権を持つ。その判決は冷酷そのものである。出世欲·権力欲が高く、家庭をかえりみないことがしばしばある。
CV :鬼頭典子
ヴィルフォールとエロイーズの間の子供。甘えん坊でわがままに育てられている。
CV :渡辺久美子
ヴァランティーヌの継母。ヴィルフォールとの間に生まれた一人息子のエドワールに過剰な愛情を注いでいる。 趣味の毒物学が高じ、個人の温室で研究を行っている。
CV :辻 親八
パリでも有数の大銀行·ダングラール銀行の頭取。ユージェニーの父。パリの経済を牛耳る権力者であり、金銭に対する執着心には並々ならぬものがある。
CV :----
元内務省特務機関の長官。ヴィルフォールの父。現在は半身不随となり車椅子で生活をしている。いつも身の回りの世話をしてくれる孫娘のヴァランティーヌのことをかわいがっている。
CV :松井菜桜子
ユージェニーの母。夫であるダングラールの無関心をよいことに、若い男との不倫を楽しんでいる。高値で手にいれた名馬·エクリプスに愛情を注いでいる。
CV:関 智一
東方宇宙からやって来た貴族の御曹司。由緒正しい家柄に生まれ、代々から受け継がれた莫大な財産を所有している。端正なルックスと身のこなしで一躍パリ社交界の貴公子となる。
エドモン·ダンテスより葬儀の案内状を受け取り、パリにやってきた謎の老人。フェルナンとダングラールの過去に何らかの関わりがあるらしいが···?
企画原案·キャラクター原案·監督 前田真宏
原作 アレクサンドル·デュマ著
「モンテ·クリスト伯」
シリーズ構成·脚本 神山修一
脚本 高橋ナツコ、山下友弘
キャラクターデザイン 松原秀典
友情デザイン 小林 誠
美術監督 佐々木洋、竹田悠介
色彩設計 村田恵里子
ディジタルディレクター ソエジマヤスフミ
スペシャル3DCGIアニメーター 鈴木 朗
撮影監督 荻原猛夫
編集 重村建吾
音響監督 鶴岡陽太
音楽 ジャン·ジャック·バーネル
(The Stranglers)
アニメーション制作 GONZO
原作「巌窟王」は、「三銃士」「王妃マルゴ」などの作品でその名が知られる19世紀のフランスの文豪:アレクサンドル·デュマの代表作。1844年、新聞連載から始まった本作は、ナポレオン時代のフランスを舞台に、波乱万丈の冒険ロマン大作として発表され、以降フランス国民文学の頂点に立つ名作となった。
日本でも「モンテ·クリスト伯」の名前で親しまれている本作品は、2003年に “読者が選ぶ私の好きな岩波文庫”でベスト10にランクイン、フランス本国でも1998年に製作されたジェラルド·ドパルデュー主演のTV映画で、視聴率52%を記録するなど、その人気は200年を経ても衰えを見せることはない。
ナポレオンがエルバ島に追われた、19世紀初頭のフランス。
長い航海を終え、マルセイユに帰還した若き航海士:エドモン·ダンテスを待っていたものは、次期船長の指名と、美しい許婚との婚約披露と、人生の幸福そのものだった。
しかし、次期船長を狙う同僚と、許婚に横恋慕する者の激しい妬みから、無実の罪を着せられ、披露宴の席上で逮捕されたエドモンは、海の彼方にある死の牢獄へ幽閉されてしまう。 14年後。奇跡的に脱獄に成功したエドモンは、巨万の富を得、モンテクリスト伯と名前を変えて、パリの社交界へ乗り込む。
絶望と虚無に陥れた者たちへ、死よりも恐ろしい苦痛を与えんがため、壮絶な復讐がはじまる。
<原作小説紹介>
モンテ·クリスト伯〈1~7〉
岩波書店 岩波文庫
山内 義雄 (翻訳)
巌窟王
講談社 青い鳥文庫
矢野 徹 (翻訳) 篠崎 三朗(絵)
モンテ·クリスト伯
講談社 講談社文庫
新庄 嘉章 (翻訳)
モンテ·クリスト伯 (上中下)
岩波書店 岩波少年文庫 (504)
竹村 猛
モンテ·クリスト伯
講談社 痛快世界の冒険文学 (15) 単行本
村松 友視 (著)
モンテ·クリスト伯
講談社 スーパー文庫 単行本
泉田 武二 (翻訳)
巌窟王 少年少女世界名作の森〈1~15〉
集英社
榊原 晃三 (その他), 天野 喜孝
モンテ·クリスト伯
金の星社 ジュニア版·世界の文学 20
森園 みるく (翻訳), 儀府 成一 (翻訳)
<原作映画作品·ドラマ作品紹介>
映画「モンテ·クリスト―巌窟王―」
原題: THE COUNT OF MONTE CRISTO
2002年イギリス/アイルランド共同製作
全国劇場公開作品
監督: ケヴィン·レイノルズ
出演: ジム·カーヴィス
ガイ·ピアース他
発売·販売元: ポニーキャニオン
海外TVシリーズ「モンテ·クリスト伯」
1998年フランス製作
監督: ジョゼ·ダヤン
主演: ジェラール·ドパルデュー
ジャン·ロシュフォール
発売元: ハピネットピクチャーズ
[ Last edited by mybv on 2005-3-11 at 04:28 PM ] |